日本プロ野球組織(NPB)の根来泰周(ねごろやすちか)コミッショナー代行は26日、ドーピング検査で、読売巨人軍のルイス・ゴンザレス選手(28)から陽性反応が出たことを明らかにし、ゴンザレス選手を、同日から来年5月25日まで1年間の出場停止処分とすると発表した。
また巨人は同日、同選手との契約を解除する方針を示し、清武英利球団代表と島崎雅夫国際部長をけん責処分とした。
検出された成分は、興奮剤として禁止物質に指定されているクロベンゾレックス、アンフェタミン、パラヒドロキシアンフェタミンの3種。アンフェタミンは覚せい剤取締法に指定されている薬物でもあることから、NPBは無期限出場停止に次いで重い、1年間の出場停止処分を決めた。警察にも通報したが、薬物などは発見されなかった。
検査は4月30日の広島戦(東京ドーム)終了直後に実施された。ゴンザレス選手は他の3選手とともに抽選で検査対象選手に選ばれた。採取した尿を世界反ドーピング機関(WADA)の公認分析機関で分析した結果、禁止薬物が検出された。
NPBは21日に球団に通知し、巨人の清武球団代表が同選手に事情を聞いたところ、禁止薬物などの摂取を全面的に否定した。同選手は24日に行われたNPBの事情聴取でも使用を否定した。一方で、「検査は公平に進められ、異議を唱えることはない」などと述べたという。NPBは球団の要請で、同時に採取された別の検体も分析したが、25日、同じ禁止物質が検出された。
プロ野球では昨年からドーピング検査を本格導入。検査による違反発覚は昨年8月のリック・ガトームソン選手(ソフトバンク・ホークス)以来、2人目となった。

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